「……? ん……?」

気が付くと、自分の部屋のベッドの上だった。
ふわふわ、夢を見ていたような……。

……!
そうだ、いつの間にか泣き疲れて寝ちゃったんだった……。
あれ、会議室は?
話し合いは?

翔護、花歩ちゃん、竹井先生……。
あの後どうなったろう……?

あれ? 
違和感を覚えてシーツをめくると、わたしは部屋着だった。

って、え?
どうして?

わたし、制服だったはずだよね……?
まさか、翔護が……?!

って、そんなわけ、ないよね……?

きょろきょろとあたりを見渡すと、枕もとの小さなテーブルの上に、何やらメモ書きが置かれていた。