「でも萌愛ちゃんになんかあったら悪いし」 悠真くんはなかなか引き下がらなくて、私を送るって言ってきかない。 「それに暗いって言ってもまだ6時だよ?私の家ここからすぐのとこにあるし、ほんとに大丈夫」 そんな悠真くんに追い討ちをかけるように言った。 「そう?わかった。じゃあ、また明日ね」 悠真くんは納得してくれたみたいだ。 「うん。悠真くんバイバイ」 そんな悠真くんに私は手を振ると悠真くんは片手を上げて歩いていった。