「当たり前だよ、バーカ」


あ、この言葉……。


あの時の言葉とおんなじだ。


翔と再び気持ちが通じ合った、体育祭の日に言ってくれた言葉。


私はたまらなく嬉しくなって、翔を強く抱きしめ返したのだった。