私の声が聞こえるのが予想外だったのか、驚いたように顔を上げる翔。 そんな翔に私は言葉を続ける。 「翔、頑張って!最後まで走って!私、翔の走っている姿が好きなの……!」 余計なことを言ってしまってるって気づいた時にはもう遅かった。 周りは私をチラチラと見てはヒソヒソと話す人でいっぱいになった。 恥ずかしい……。 だけど、言ってしまったことは仕方ない。 こうなったらもう、言うしかないよね。