次の日から、俺のアピール大作戦は始まった。


いつもより一時間早く起きて学校へ登校。


近藤さんがどの時間帯に来るか分かんないから、俺は校門の前でずっと待機。



「あっれ、何やってんの冬!」


「んー? 愛のパトロール!」


「ぎゃはは! まあせいぜい頑張れよ!!」



次々と登校してくる友達に、たくさん声をかけられる。


近藤さん来ないし...


もしかして休みとか?!と思った、その時。


向こうのほうに、ひときわ輝く女子が。


間違いない、あの半端ないオーラは近藤さんだ!!


すかさずダッシュで駆け寄る。