✱帰り道✱

『かっこよかったな…』

そう心の中で呟きながらいつもの帰り道を歩いていた。

あの笑顔忘れられるわけないよ。

バスケのユニフォームほんとにかっこいい。

それに夕陽先輩、赤色すごく似合ってた。


あんなにかっこよく着こなせる人他にいないよ…




……先輩のこと考えてたらもう家に着いちゃった。

「ただいまー」

「おかえり。めい」

お母さんの、立花ゆかり。
シングルマザー。
優しくて、料理がすごい上手。

「おねーちゃんおかえり」

弟の、立花れん。
サッカーが大好きで普段は大人しい。

私を入れて3人家族。

「めいー、ご飯たべちゃいなさい」

「はーい」

テーブルへと向かいイスを引き座った。

「いただきまーす」

今日もお母さんの料理はすごく美味しい。
私もいつかこんなに美味しい料理を作れるようになりたい。

そして夕陽先輩に…

な、なんてね…あはは。

喋れたからって仲良くなれたわけじゃない。
何考えてんだろ。

「ごちそーさま」

食べ終わった食器を片付けお風呂入り終わったあと私は自分の部屋に入った。