*好き、大好き*
「私、初めてここで夕陽先輩にあってから…今日までずーっとす・・・」
「まって」
あと少しで言えたのに…。
夕陽先輩がいきなり『まって』なんていうから。
もしかして聞きたくないのかな?
「俺から言わせて」
下向く私を夕陽先輩が優しく包み込んでくれた。
「好きだ。」
一瞬にして涙が溢れた。
夕陽先輩の言葉が嘘なんじゃないかって疑うくらいだった。
「い、いまなんて…?」
「好きだってゆってんの」
もう涙が溢れすぎて自分じゃ拭き取れないほどだった。
夕陽先輩の言葉でさえ嬉しいのに…
なのにそれだけじゃなく、優しく抱きしめてくれた。
優しくこんな私を包み込んでくれた。
夕陽先輩の腕の中はすごく暖かくて嬉し涙でいっぱいだった。
「俺と付き合ってくれるか?」
断る理由なんてない。
私の気持ち先に言われちゃったけどでも何も変わらない。
だって好きな気持ちは同じだもん。
「はいっ」
自然な笑顔で。一番の笑顔で。
夕陽先輩を見つめた。
「大好き。」
夕陽先輩の口から出た言葉は神様の贈り物よりも大切なもの。
「私も。」
こんな言葉を交わす日が来るなんて思ってもいなかった。
もか。私、今すごく幸せだよ。
