✱どきどき✱

一緒に帰れるなんて夢みたい。

「バスきたよ」

バス停に座ってたらバスが来た。
もう少し来るの遅くてもよかったのに、なんて考えちゃう。


連絡先ききたいな…
でもさすがに無理かな。


「夕陽先輩の家ってどのへんなの?」

「俺んち?俺んちこの先」

もしかして近い!?
なんて考えながらまだバス停につかないでって思ってしまう。

「じゃーな」

え??
あ、もうバス停だ。
早いな。あっという間についちゃったよ。
もっと一緒にいたかった。

「うん、ここまで一緒に来てくれてありがとう」

そう言ってバイバイした。


私の中で夕陽先輩に対する『好き』って気持ちがどんどん大きくなっている。


伝えたい。