「っ、いや!...ハァ...ハァ.....」


薄いピンクの家具にフワフワな人形達。

部屋に置かれた小さな観葉植物や、別にいかがわしい訳では無いけれど所々にこっそりと置かれた本。

私はベットの上で横の窓から外を眺めると、家の近くに植えられた大きな木には鮮やかな青色の小鳥が止まって綺麗な音で鳴いていた。


「あ...、もう朝なんだ。」

体には寝汗がビッショリで、さっきは大声で叫んでしまったため喉がキリキリしていたし、それ以上にあまりぐっすりと寝付けた感じはしなかった。

私はベットからそっと降りながら、昨日の晩に用意しておいた服に着替える。

ボーダーの薄手のセーターに、ピンク色のフリフリミニスカート。

それに紺色のポンチョとチェックのマフラーを合わせれると少しだけ足元が寒いのを我慢すれば、私のお気に入りコーデの完成だ。