まだ、好きで居てくれてますか?

そうすれば、長い時間一緒に居られたのに…。



ちょっと後悔。



「あの…さ弥菜ちゃん。」



2階に差し掛かった所で突然、高橋くんが硬い声を出した。



「どうしたの?重い?それとも具合悪い?!」



具合悪かったら大変!



って思ったけど、違ったみたいで



「違う違う!」



って言いながら、手を振る高橋くん。



あっ良かった。



なら良いか。



「それでどうしたの?」



改めて聞くと



「文化祭ってやっぱり彼氏と回る?」



なんて聞かれた。