私だけがドキドキされられてると思うと悔しくて、前まで言わなかった言葉を言う。



「っっっ。卑怯だぞ。」



希結羽が私の肩に顔を埋める。



「仕返しだよ。」



「ははっ。なぁ、腹減った。」


グゥゥって鳴る希結羽のお腹。



ふはっ。そうだった。



希結羽は料理だけは全くダメだった。



「そうだね。何が良い?」



「和食。」



「もう!アバウトだなぁ。」


そう言いながらも嬉しかったりする。