まだ、好きで居てくれてますか?

私と希結羽を隔てる席は1つだけ。



「希結羽。起きて。」



教室はいつの間にか私と希結羽だけ。



皆帰るの早いなって思いながら、希結羽を揺さぶる。



「ん?何時?」



「4時ちょっと前だよ。」



「もう少し。弥菜には、秘密な。」



…………私、弥菜だよ?



そう思った瞬間



「ってか、弥菜にバラしたら命無いと思えよ。」



低い声で言われて、鳥肌がたった。