「じゃあゆり、行こうか。」 かずやが微笑んでゆりに言った。 ゆりの腕を掴んで立たせて、引っ張っていく。 「ゆり、屋上に行きたいんだけど、教えてくれない?」 えっ?あ、そっか、今日転校してきたばかりだもんね。 「うん…。」