おかえり、わたしの初恋

「そうだよ！ゆりは、白浜君のことが好きなんだよ。」


隣に聞こえない程度の声で話していたら、

ガタっ


「ゆり。」


ドキッ…


(え…どうしよう、名前呼ばれた…わたしに用があるんだよね…？)


「えっと…石田さん？だっけ、ゆり、ちょっとかりるね。」


「どうぞどうぞ！！好きなだけどうぞ！！」


いきなり話しかけられ、びっくりしてるのか、もえが慌てていた。