おかえり、わたしの初恋



一週間後
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寒いな…。


そんなことを思いながら、学校の支度をしたゆりは家をでた。






「ゆりーーっ!!おはよっ!」





家を出てからしばらく歩いてると、


聞きなれた声がわたしを呼んだ。



「もえ、おはよ。」

ニコッ



中学からの友だちであり、わたしの親友の


石田萌。


本人いわく、元気だけが取り柄だそう。