黒き百合 ー天使から悪魔へー

「全部お前が悪いんだ!!」

「キャー…」




「………」




母の悲鳴から
何も聞こえない

『何かおかしい』

雪は胸騒ぎをおぼえた

ベットから起き上がり足音を忍ばせて1階のリビングに近づいていく

リビングのドアが少し開いていて光が廊下に漏れていた。

ドアの隙間から雪はリビングを覗いた