キッチンへ行くと昼ごはんが置いてあった。
「うわーきも。まじいらな」
パンの上に目玉焼きが置いてある
美弥へ
お腹すいたら食べてね
ままより
とあった
あいつの字を見るのもムカつく
ほんと早く1人暮らししたーい
こんな窮屈なとこ向けだして友達たくさん呼びたい
そんな夢ばかり膨らんでいた
しばらくすると
隆二と健太と智美と美麗がきた
みんなクラスが同じでよく一緒にいる
みんな頭が悪くて学校もあんまり行かない
外を出歩いて沢山いろんなことをした
万引きも夜遊びも、みんな親が緩くて
でも智美と隆二の親は厳しくてよく抜け出す協力をしてた
そんな思いでばかり
ある日万引きで捕まった時
親が引き取ることになり、警察沙汰にはならないで済んだ
その時必死に頭を下げるパパを鼻で笑った時パパは私を怒らなかった
いつも上の位にいるパパがこんなに頭を下げてる
そう思うとざまあみろと思った
「美弥、帰ろうか」
私は黙って駐車場へ向かった
またあのバカデカい車で来たんだろうな