「…たしかに言ったよ……玲の“振ってください”という言葉にこたえられないって」
「え…?」
「やっぱり玲には遠回しに言ってもダメだな」
すこし体を離して顔を覗き込んできた翔くんの表情は
「…好きだよ、玲。傷つけてごめん」
私のだいすきな表情だった。
───す、き…?
翔くんが私のこと好きって言った?
目をパチパチさせて現状を飲み込む。
夢…じゃないよね。
だってついさっきまで振られた気分になってたのに。
「…また、付き合ってくれる?」
翔くんにそんなこと言われてるなんて、びっくりしすぎで思考回路停止中。
