サッカー王子に溺愛されます



私のイメージでできると思ってたなあ。



まあそれはいいとして。




「…勝負は来週の木曜日でいいか?」



「ああ…絶対、玲は渡さないから」



「…臨むところだ」




来週の木曜日はサッカー王子VS人気俳優のサッカー対決になりました。


私をもらうとか渡すとかあんまり意味はわからないけど。



無事に勝負が終わるといいなあと思った、放課後。




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「うう…寒い…」




「ったく。今から美玲のために男ふたりが勝負するのにのん気ね」



「私のため?」



「そうよ」




あの日から約1週間後の今日。


私となずちゃんがいる場所は学校のグラウンド。



サッカーゴールの近くで翔くんと和くんを待っている。


なぜなら、今日がふたりの勝負の日だから。