サッカー王子に溺愛されます



そんなのダメ、と言おうと口を開いたとき




「…いいね。その勝負受けるよ」



「し、翔くん…」




翔くんの口からでた言葉は勝負をするというもの。




「ただし、なにで勝負するかは俺が決めるよ」




それに翔くんが選ぶのなんて決まってる。


だって翔くんは




「…サッカー対決、どう?」




中学のころに県選抜に選ばれたほどの腕をもつサッカー少年。


和くんがもし運動できたとしても、圧倒的に不利だよ。




「…いいね」




ちょ、和くん!



和くんもどうして納得してるの。


サッカー対決だと和くんの負けが目に見えてるのにどうして…?




「…そんな不安そうな顔すんなよ美玲」



「え…?」



「…俺だって昔の俺じゃないんだから」




そういえば、和くんって運動できなかったっけ。