部屋へ入るとアンガスさんは口を開いた。


「夕食までには終わらせたいので、二手に別れましょうか。...では私は左隣の部屋に居ますので」


「わかったわ」


それから私は荷物の片付けを始めた。


洋服は元々ここにあるクローゼットにしまって、軽く部屋を掃除した。


片付けを終えた私は、アンガスさんが居る隣の部屋に向かった。


コンコン────。


「アンガスさん、片付け終わりましたよ。何か他にやる事ありますか?」


私はドア越しに言った。


それでもアンガスさんの返事はなく、私はドアを開けた。


するとアンガスさんは部屋には居なく、部屋は綺麗に整頓されていた。


アンガスさん、何処行ったんだろう?


私はもと居た部屋に戻ろうとドアを閉めた。