ルイーズが首をかしげるのも無理はない。
ワンダーランドの世界にはイギリスがないのだから。
「じゃあ、そこまで送ってやるよ」
「えっ!」
「男として女を見送るのが筋だし...女1人歩かせるのもあれだし......」
「あれって何よ...」
ルイーズは赤面してあたふたしていた。
「つまりだな。...その、何ていうか────。お前が心配って事だよ!」
シーン............。
「へ?」
しばらくの沈黙の後、私はマヌケな顔をして、マヌケな返事をしたのだ。
そして意味を理解した私は、ルイーズ以上に赤面してしまった。
「そ、そんな反応するなよ。こっちが恥ずかしくなる」

