顔をこれでもかってぐらい

真っ赤にして、小動物のように

さささっと私の背中に隠れる。

「...おはよう。姫」

「ももちゃん。おはよう。」

隠れてないで席に着きなよ。

もう。

姫の手をつかんで

姫の席まで連れて行く。

「もっももちゃん!こっこの本!」

あー。姫に貸してた本だ。

赤面して目をうるうるさせてる姫は

すごくかわいい。


ほら。あそこの男子を

ノックアウトしてるよ。