がやがやとうるさい教室に入って

自分の席につく。

「ももも同じクラスだね!」

「あ。中山君。」

キラキラとまぶしい

この人としゃべっていると

変な感じ。

喋ることがないので

本を読む。



はやくかえりたいな。



そんなことを思って。




「おっおはようございます!」


そんな聞きなれた声が耳に届いた。

姫だ。大きな声であいさつして

注目を浴びている。