「はぁ、」
椅子の背もたれにもたれかかって、天井を見つめる旦那様。
「ありがとう、ルアンナ。」
「……っ、いえ。旦那様のお役にたてて光栄です。…」
目の前で笑う旦那様は、さっきの夜会での姿とは見違えるほど若く、楽しそうに私を抱きしめる。
「お前さえいれば、私はなにもいらない」
同い年くらいの姿をした旦那様に抱きしめられ、私もです、と微笑み返す。
「ルアンナ…どこかに行くなんて、絶対にしないでくれよ、」
はい、
そう答えた私に、まるでお礼のように笑いながらかっちゃん、と。
いつものように首輪と足枷をつける。
「お前は、私のものだ」
「もちろんです、旦那様。」
