「それでは蝶様。私の名前は"山田"と申します。以後お見知りおきを。」と頭を下げたので戸惑っていると…

「突然申し訳ございませんが…
私達にお時間を頂けないでしょうか。」

「はっ?」うちは思わず声を出して言った…
だって急に(お時間頂けないでしょうか)なんて…。

てかなんでうちなんだ?可笑しいだろ…ぜってぇー…

そうひとりでモンモン考えていると
「無理な話は承知のうちですが…
こちらの坊ちゃんが1回言ったら聞かないもんで…。」と言ったら(うっせぇー!)と声がして…

「おいお前。いいから来い。お前に拒否権なんてあると思うなよ。」と言ってきた。

それにムカついてうちは
「はっ?誰がお前みたいな我がままな奴の
言うことなんて聞かないとダメなわけ(笑)意味分からんけど。」と切れたら
あいつは「ククク」と急に笑い出して

「よしお前に決めた理由今度こそ逃がさねぇー。おい。車を持って来い。」
「畏まりました。」
「お前話聞いてたか!!!うちは行かねぇーって…」

「良いのか?お前が来なかったらお前の仲間
が危ねぇーよ?けどお前が来たら
仲間の命は保証してやる」

「は?おい…冗談だろ…仲間になんかしてみろ
ただじゃあおかねぇー………。」

「じゃあ決定だな。物わかりのいい奴だなあんた。おいまだか!」

「はい。只今来ました。」

「遅い。おい何してる。早く乗れ。」

「うっせぇー乗るはボケ。うちに命令すんな」と言って車に乗ろうとしたら
(な……ん…だこれ!!!)
そのにあった車はあのリムジンだった

こいつ金持ちか……
どうりで雰囲気が違うと思った。
それだったら納得いくわ……

「おい。早くしろお前は亀か何かか。」と
今にも切れそうな感じで言われたのでうちは切れながら車に乗り込んだ………。