｢あの蝶さん。そろそろ走りに行く時間です｣と竜希が言いに来てくれた。

｢分かった。いつも悪ぃな。｣と私が言うと
｢いえ。貴女は喧嘩とか出来ない僕をこうして置いて下さっているので何か役に立ちたいのです。｣と竜希は真剣な目でそう言った
それでうちは「そっか……。｣しか言えなかった。

そこに竜希の兄月咲がやって来て
｢おい。行くなら早く来いよ！さっさと終わらして寝たいんだけど。｣

｢兄さん何言ってるんですか！蝶さんに！
忘れたりして無いですよね！！
僕達が今ここに居てられるのは蝶さんのおかげって事に！あの時蝶さんがいなかったら僕達殺されてましたよ！？｣

｢お、おう…。分かってるよ…。てか、
竜希もそんな起こるなって。それぐらい
言われなくてもわかってるからさ～…。｣

兄弟喧嘩してる最中に愛悠が
｢何か結構気に入られてる？（笑）｣と
言ってきたからうちは｢あははは(汗)｣って笑う事しか出来なかった…。

それで兄弟喧嘩してて結局走るのは9時位に
なってしまってしかも月咲はめっちゃ機嫌悪いし。

まぁそんな事はほっといて私が声をかける
｢じゃあ、ヤロー共久々に走るぞ～！！｣と
うちが言うとみんなが｢おおー！！｣と言う声がしてきてみんなでバイクを鳴らして
走りに行った。