｢は？
いっ今なんて…」

なんと仰っりましたか…
今確かに親に言ったって……

「は？
お前の耳は飾りか何かか(笑)
お前の両親にも言ってあるからって言ったんだよ。」

は？…
なんて勝手なことを。
てかうちの両親にいつ会った？
あいつら今どこにいてるか
分からないはずなのに……

そんな事を思っていると。

「何でって顔してんな（笑）
教えてやるよ。俺の婚約者に
なったらの話だけどな（笑）」

何こいつ。何でうちの気持ちが
分かんの！？
てかまだ婚約者がどうとか言ってんの？こいつ………。

「何回言ったら気が済むの！？
うちはあんたの婚約者になんか
絶対にならないんだから！！」

そうだ！
大事な事忘れる所だった！

「大体何の権利があってこんな事すんの？
しかもお前見る限りお坊ちゃんだろ？
それだったら他にも婚約者いるだろ！！」

こんな可愛くもないし馬鹿で
しかも族に入ってるような女なんて……。
絶対い引くはずだ！

「あ〜（笑）
お前何か勘違いしてるだろう（笑）」

と、クククって笑ってる龍…

は？……
勘違いって何？
何かうち言ったっけ？

そんな事思っていると…

「確かにお前みたいに喧嘩もしない。
それ並みに身だしなみにもちゃんと気をつけている。（笑）」

うんうん。ってオイ！
今、さり気なくひどい事言ったな…。

「だけどな。
どんだけ化粧したって。
どんなに振るまいよくて。
どんなにお金持ちでいい子ちゃんでも。
お前はそれでいいと思うか？」

えっ……？ それはどういう…

「俺は嫌だね。
そうやって猫被るんだったら
俺は、どんなに女らしくもない
かと言って別に化粧とかでケバケバするよりはマシだね（笑）」

オイオイ。
お前いい事言ったと思ったら…
またうちの愚痴が入ってますけど…
まぁ……。
それを言ったらなんか言われそうだから言わないけど（笑）