リタイム ーre-timeー

「でも、1年間でもやれることはたくさんあるはずだ。まだや……」

「そうですか…。」


神様の言葉を遮って言う。


「あの、その権利…その代表者の権利、他の人にあげて下さい。」

「…え?」



私は笑ってそう言った。


「私は別にいらないので…
行きたい人は他にたくさんいるんじゃないですか?
私なんかよりその人にあげた方がいいですよ。」


たくさん…いるのかな………



「……………なぜだ?」

神様は言う。


「お前だって、行きたいはずだろう?


…………お前には、やり残したことがあるんじゃないのか?」



「い…………いらないんですよ、そんな権利!!!!」

私は思わず叫んだ。



「1年間って……1年間もあるのに、1年間しかないんですよ…?



あなたは……」


怒りで声が震える。
怒りと悲しみで涙が出てくる。


「あなたは、ここにいる人たちがどんな思いでここへ来たか分かってますか!!?」


私は続ける。


「みんな……来たくてここへ来たわけじゃないんです。

突然の家族、友達、恋人……大切な人たちとの別れに苦しんでここにいるんです。」



____私は、死んだときのことを思い出す。