検事「あの状況で?」

弁護士「彼は無罪です」

検事「あなたの目は節穴か」

弁護士「なに」

検事「彼は食べてますよ。完全に。息子さんのバナナをね」

弁護士「彼は食べてないと言ってる」

検事「状況を考えて下さい。寝転がっていた彼の近くには、バナナの皮が落ちていたんですよ」

弁護士「彼は知らないと言ってる」

検事「出任せだ」

弁護士「証拠があります」

検事「証拠?」

弁護士「彼がバナナを食べてないという証拠」

検事「伺いましょう」

弁護士「彼が何故、自宅のリビングで寝転がっていたか、お分かりですね」

検事「もちろんですよ」

弁護士「彼は風呂上がり、ビールを飲んだ。500ミリリットル缶3本です」

検事「知ってますよ」

弁護士「彼はそのまま、酔っ払って、いい気持ちになり、そのまま、リビングで寝てしまったんです。バナナを食べるなんてことは、不可能だ!」

検事「いや、不可能じゃないでしょ、全然」

弁護士「不可能だ!!」

検事「いやだから、全然不可能じゃないでしょってのに」

弁護士「なんで」

検事「いや、なんでって普通に酒飲みながらバナナとか食べれるでしょ」