中嶋「は?」

ゆみ「その起きておく対策として、眠気覚ましのコーヒー豆詰め合わせ、みたいな」

中嶋「無理矢理にも程があるぞ」

ゆみ「あとは、鼻の穴にコーヒー豆突っ込んで、それを赤ちゃんの前で飛ばしてみせてさ、赤ちゃんを喜ばすっていう…」

中嶋「コーヒー屋さんにも申し訳ないわ、そんな使い方」

ゆみ「何さ、喫茶店と出産のコラボっていうから、頑張って頭悩ませてんじゃない」

中嶋「いやだから、コラボのことは気にしなくていいよ」

ゆみ「そうなの。でも、コラボの時代だからなぁ」

中嶋「時代とかはいいんだよ」

ゆみ「じゃあ赤ちゃん用にふんどしとかいいんじゃない」

中嶋「時代考えよう!!」

ゆみ「なに今、時代考えなくていいって言ったばっかじゃん!」

中嶋「常識ないのかてめぇ。ふんどしってなんだよ」

ゆみ「ふんどし知らないの」

中嶋「知ってるよ!!」

ゆみ「じゃーさー、エビピラフとかでいいんじゃない」

中嶋「完全に喫茶の軽食だろうが」

ゆみ「スープもつける」

中嶋「完全に喫茶の軽食だろうが」

ゆみ「うーん、難しいねぇ」

中嶋「普通に考えたらいいと思うんだけど…」

ゆみ「何よ、例えば…」

中嶋「例えば、哺乳瓶とか…」

ゆみ「あ、哺乳瓶ねぇ…あ、哺乳瓶あげるんならさぁ、あのコーヒーメーカーのビーカーみたいなの、あげたらいいんじゃない?」

中嶋「いや、おかしいでしょっ、あれじゃあげれないでしょっ」