7:47
朝、アラームの音と同時に目覚める
何気無く聴くアラーム音は鼓膜に響き渡り、けして気持ち良くは起きれない。
でもこの聴覚のお陰で聴こえる。
私達はそれを当たり前だと思うあまり怒りとする訳だ。
時計を見る。これは視覚。
薄寒い廊下に出て階段を降りる。
リビングに入って深呼吸。
あ、ウィンナー。嗅覚。
お皿に盛り付けてあるウィンナーを
ひとつつまんで食べる。
寝起きで食べたウィンナーの塩気で
身震いしつつもやっと目が
覚めてきたころ。
味覚。
冷えてたからだも食事をすれば温まる。
自然な体の巡り。
それを当たり前だと人は思う。
