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朝、アラームの音と同時に目覚める

何気無く聴くアラーム音は鼓膜に響き渡り、けして気持ち良くは起きれない。
でもこの聴覚のお陰で聴こえる。
私達はそれを当たり前だと思うあまり怒りとする訳だ。

時計を見る。これは視覚。

薄寒い廊下に出て階段を降りる。

リビングに入って深呼吸。
あ、ウィンナー。嗅覚。

お皿に盛り付けてあるウィンナーを
ひとつつまんで食べる。
寝起きで食べたウィンナーの塩気で
身震いしつつもやっと目が
覚めてきたころ。
味覚。

冷えてたからだも食事をすれば温まる。
自然な体の巡り。

それを当たり前だと人は思う。