ざわざわ。
そう入学式から1週間しか経ってないのにこいつうざい。
「ねぇー桃香このところ教えて」
「桃香俺と一緒に昼ご飯食べよう?」
「桃香ってかわいいなぁー」
そのかわいいって言葉にドキドキが止まらなかった。
「早瀬くんうるさい//」
「あれー?照れてるの???」
「は、はぁ???」
「かっわいい」
いきなり頬触ってくる早瀬くんにドキドキが止まらないどうすればいいかわからない自分
「桃香さん先輩が呼んでいるよ!」
「あっ!ちょっと待って今すぐ行くよー」
屋上に呼ばれて行ってみると先輩が居てた
「あの何かご用ですか?」
「あの桃香さん俺2年3組の橋本太輔」
「橋本先輩!?お久しぶり!」
「覚えてるんだ!」
そう覚えてますよ早瀬くんを諦めて橋本先輩に告って噂になった不幸女な私はちゃんと覚えてる。
「俺さ思ったけど桃香すげぇ変わったな
それに1回だけ言うからちゃんと聞いて」
なぜかわくわくしてきた私
「俺と付き合ってくれ」
「えっ!?」
早瀬くんの次に好きだった先輩に!?
何も考えずにこたえてしまった私
「はい!私でよかったから!」
これで私の不幸な日々が続く
(次の日)
「それでね早瀬くん太輔に告られてきゃーって感じで嬉しかった」
そう昨日のこと早瀬くんに喋るとなぜか機嫌が悪くなっていく早瀬くん
「ふーん俺それに興味ないんだけど。」
こいつひどい
「へぇー早瀬くんが中学校の頃彼女できたの私に隠してたくせに〜」ふざけて彼女のこと言うと。
「てめぇ。調子に乗るな何も知らないくせに人の過去のことぐちゃぐちゃ喋るな。」
そうあの一瞬のこと早瀬くんの事がどんどん怖くなっていく
「なによ。冗談だったのに。なんでそんなに怒るの?もう早瀬くんなんて知らない!勝手に喋っとけ!」
走ってトイレに行くと鏡を見ると目から涙が溢れ出したの気づいた。泣き虫な自分が大嫌い。


早瀬ver
桃香が泣きながらどこかへ行ってしまった。俺今ものすごい後悔してます
冗談だってこと分かってたのになんであんなに調子悪かっただろう。
桃香が違うやつに取られたからか。
「あらー相変わらずバカな零」
「美咲黙れ」
「きゃーこわーいなーんてね」
「お前うざいな!」そう言うと美咲の髪ぐしゃぐしゃにした
「それより桃香に謝ったら?」
「は?なんで俺なの???」
「あんたが機嫌悪いのにももかのせいにするなこのバカはげ」
「はぁーもうわかりました〜あほ」
「うん!あの子3階の女子トイレに居るのよ」
「美咲さんきゅー」
美咲にいつも感謝してます
あいつ以外と俺と桃香が付き合うために応援してるんだ