私は文弥の邪魔に成らないようにと
部屋の端っこに座ってたのだけれど


「爽音、できた!」

こっちこっちと手招きをされたから隣に座り、文弥を見るとなんだか納得いかないような顔をしていて

「どしたの?」

と聞くと

「んー?」

って返されたから映画に集中しようとしたら

「やっぱ、こっちがいい。」