悲しみに、こんにちは2


でもハル君は、けしてモテるわけじゃなかったと思う
たぶんみんな見た目に騙されるんだ

もしかしたら彼女の1人くらいいたかもしれないが、そんなのたかが知れてる

それよりももっと長い時間を
私は彼と過ごしたのだ

学校から帰ると彼の部屋で勉強して遊び、夕飯も一緒に食べたりしたのだ


彼女を作る時間なんて無かった
はずなのだ