ゴーンゴーンー
教会の鐘が鳴る。
今日、3/12……私は燕と結婚する。
燕が言っていた結婚の日は今日のことだった。
「何でこの日にしたの⁇」
って、聞いてみたら
「3月は俺の誕生日、12日は未来の誕生日……それを合わせた日。
それに大安の日だし。」
照れ臭そうな感じで燕は目を逸らした。
「ごめん……嫌⁇」
燕は 私へのプロポーズに成功してすぐに式場を予約していたみたい。
「ううん、そこまで考えてくれてたんだな……って思ったら、寧ろ 嬉しいよ。」
「なら 良かった。」
燕はニカッーって笑った。
3/12は丁度 日曜日だった。
もちろん、お父さん お母さんたちを含む家族 全員を招待して、大学の友達とかも招待した。
結構 数は絞った。
別に見せびらかしたりしたい訳じゃないし。
人数は少なくてもいいでしょ⁇
燕は 翔平さんと希美さんの2人と おじいさん、おばあさんの4人だった。
おじいさんとおばあさんを招待したのに 少し驚いた。
「悪いのは お父さんとお母さんの兄弟たちであって、じいちゃんとばあちゃんに罪はないから。」
おじいさんとおばあさんには、電話で報告をしたんだって。
そうしたら、 "結婚式、いつ⁇ 絶対行くから。" って言われたらしい。