「実希、入るよ。」
私は自分の部屋に入った。
そこに実希がいるから。
「へーい。」
間の抜けた声で 実希は返事をした。
「……って、部屋 少しくらいは片付けておいてよ⁇
実希が寝る部屋は、隣の部屋だから。
そこにベッドあるから、そこで寝て。
わかった⁇」
「ほーい。」
……なんか、小学生くらいの男子と話してる気分になるんだけど。
「んじゃ、私 お風呂 入ってくるから。」
そう言って、私は 部屋から出た。
お風呂の脱衣所と廊下を隔ててるドアを開くと、シャワーの音がした。
もう燕 入ってるんだ。
服を脱いで、お風呂のドアをノックした。
「入ってもいい⁇」
返事の代わりにシャワーの音が止まった。
「入るよ⁇」
私はドアを開けて中に入った。
細身なのにちゃんとまんべんなく筋肉がついている身体は 付き合い始めた時と変わらない。
さっき、私がつけた首筋のキスマークが見えた。
「未来、座って……髪洗うから。」
「……洗ってくれるの⁇」
「うん。」
「とりあえず、一通り 身体に水かけてからでもいい⁇」
「うん。」
なんか、なんとなく、燕が素直だ。
私が言った通り、一通り 水を身体にかけ当てた後、椅子に座った。
髪の毛もさっき濡らした。
「お願いします。」



