僕が目を覚ました時、僕は 記憶を失ったフリをしました。
未来さんに強く当たったこともあります……それでも、未来さんは 毎日 病室に来てくれて、僕を励ましてくれました。

嫌なリハビリも未来さんが励ましてくれるから 頑張ることができました。

それなのに、退院した後 すぐに未来さんに酷いことを言ったりしてしまって、本当に申し訳ないことをした……そう思っています。

今まで僕は何回も未来さんのことを傷つけてきた、これからは僕が未来さんを傷つけるものから守る番だと思っています。」

「今まで未来を傷つけてきたやつが未来のことを守ったり、幸せにしてやることができるはずないだろ⁇」

「そう思われるのは普通のことだと思います。
お義父さんが通常のことを信じるとすれば、僕は異常を信じたい。」

燕が自分の思っていることをハッキリと言ってくれているのを聞くのは初めて。

淡々と繋ぐ言葉ですら、嬉しい。