「キス……してもいい⁇」
返事をする代わりに私は目を瞑った。
そして、燕の唇が私の唇に触れた。
その後、少ししてから離れた……と思ったら また 唇同士がふれあい、さっきよりも濃くなっていく。
だんだんと深くなっていって、息ができなくなってきた。
だから、燕の胸のところをトントンーと叩いた。
燕は離れてくれた。
「俺とこういうのするの 嫌なの⁇」
嫌なわけないじゃん、寧ろ 嬉しい……って思ってるよ。
「違うよ、息できなくなったから 苦しくなってきて……」
「息 止めてたの⁇」
「止めてた訳じゃないんだけど……頭がクラクラしてきたから……」
「もう1回……いい⁇」
燕がそう言って、顔を近づけてきた時 ピロリロリンー
お風呂が沸いたことを知らせる音がした。
「実希……お風呂に入るように言ってくるね。」
私が燕の手を抜けて、部屋から出ようとしたら
「すぐに帰ってきて⁇」
燕が可愛く言うから……まぁ、そうじゃなくても言っていただろうけど
「分かった。」
ってこたえた。
私の部屋に実希はいた。
カバンの中のもの ひっくり返したな⁇
部屋の中ぐっちゃぐちゃになってるし。
「実希、お風呂 沸いたから 入っていいよ。
あー……っと、入浴剤とか 何がいい⁇」
私は洗面所に置いてあった入浴剤をたくさん入れた 箱を実希に見せた。
「これがいい。」
実希が選んだのは ラベンダーの香りの入浴剤。
「分かった。」
私は 言われた入浴剤をお風呂に入れた。
「バスタオルは外に置いてあるのを 使ってね。」
私は伝えることだけを伝えて、実希がお風呂の方に行ったのを確認してから 燕の部屋に戻った。



