無事、実希の荷物も回収して 家に辿り着いた訳で……。

家に着いた瞬間、実希が

「うわー、うわー……」

しか言わない。
もう煩いから、黙ってほしい。

「風呂どうすんの⁇
俺、1番最後でいいけど……誰から入る⁇」

「私 入りたーい。」

実希、遠慮とかそういうことの欠片もないんだな。

「私もそれでいいよ。
んじゃあ、お風呂沸かしたりするから ちょっと待ってて。」

私がお風呂の水を貯めるボタンを押した。

ピロンーっていう音がなって、ジャーと水かで始めた。

栓閉めてたっけ⁇
確認しに行かないと。

……うん、閉まってる。

さっきから、廊下で実希が突っ立ってて 邪魔なんだよな。

「実希、部屋に入りなよ。」

「あ……うん。
どの部屋に入ればいいの⁇」

あー……そっか、言ってなかったか。

「私の部屋に入っておきなよ。」

「何処⁇」

「1番 リビング側の部屋。」

「了解。」

こうして、実希は私の部屋に入った。

実希用のバスタオル出して……、することなくなった。