初めに お母さんと実希が頼んだもの。

次に私が頼んだもの2つともが来た。

「とりあえず、燕はそっち食べてて。
んで、しばらくしたら 交代しよ。」

「了解。」

燕は 素直に私の言うことに従って、食べ始めた。

「結構、うまい。」

「私のも美味しいよ‼︎」

一口食べただけで、もうすっごく美味しい。

「食べる⁇」

燕がパスタをフォークに巻きつけて こっちに向けた。

後で……って言ってたけど、燕が美味しい って言ってたし……早く食べてみたいし……。

パクッー。

燕の差し出してたのを食べた。

うおぉー、美味しい‼︎

私は口の中に入ってる状態だったから、親指を立てた。

燕はニコッーと笑って、

「美味しいよな。」

と言った。

「あ、なら 私のも……はい。」

私も違う味のパスタだから フォークに巻きつけて……燕の方に向けた。

「ありがと。」

そう言ってから、燕は パスタを食べた。

「んー‼︎」

あ、美味しかったんだ。

可愛い燕をみて、ついつい笑顔になってしまった。

「美味しい。」

改めて 燕がそう言った。

「やっぱり、私の目に狂いはなかった。」

だって、2つとも 私が選んだんだもん。

「あぁ、そうだな。」

燕は笑って 私の頭をクシャーってした。