「燕君から見たら、どうだい⁇
未来はしっかりしてるのか⁇」
急に燕に話を振るお父さん。
燕 すっごい驚いた顔してる。
「んー……年の割にはしっかりしてる方だと思いますよ。
まぁ、それは高校の時からですけど。」
忘れてたけど、燕って私の高校3年間の担任だったな。
「そういえば、高校1年の時の三者面談でもそういうこと言われたわね。」
……そうだったっけ⁇
っていうか、何でそんなことをお母さん 覚えてんの⁇
記憶力 良すぎでしょ。
「そうでしたっけ⁇
高校の時は……仕事を任せてもしっかりとこなしてくれる っていうイメージが強かったですね。」
「だから、よく準備室とかに呼び出ししてたの⁇」
高校の時、私が日直だったりしたら すぐにそういう雑用的なの任されてたんだけど……そういうことなの⁇
「そうだけど⁇」
……マジかよ。
「え⁇まさかの予想的中⁇」
逆に驚いたわ、予想的中してて。
「だって、他の奴に頼んでも 無視されるか 報酬を要求されんだもん……仕方ねーだろ。」
確かに、私のクラスにはそういう人が多かった。



