「そうなの⁇」
「待って、ここに来て 天然キャラ発動⁉︎」
「天然じゃねーし。」
燕がコツンーって私の頭に頭突きをした。
「何何何⁇
何で、急にバカップル発揮すんの⁇
そこの2人だけ、甘々ムードとか ありえないんですけど⁉︎」
「……悔しいけど、おれもそれ思ったよ。」
実希と透哉さんがそう言った。
そうなのかな⁇
全く、自覚なしなんだけど。
「……っていうか、そろそろ 夜ご飯の時間だけど……実希ちゃんと燕君 未来ちゃんはどうするの⁇
俺とお義父さん、お義母さんは 外に食いに行くけど。」
「私も外で食べたい‼︎燕は⁇」
「未来が外がいいなら、外でいいよ。」
「私 日本のお金ないから 奢って。」
実希、馬鹿じゃないの⁇
何で、日本円 持ってないの。
「なら、燕君の奢りってことで……」
「えっ、俺⁇
……まぁ、高くなければ 行けるけど……今月 ヤバいことになるな……。」
「いや、冗談半分だから。」
真面目に受け止めた燕に戸惑う透哉さん。
「あー、でも あの広い家に住めるんなら……」
「広くない。金もない。」
透哉さんの言葉を短い言葉で打ち消した。
「あ……、そう。
んなら、各自 自腹⁇」
「そこまで金がないわけでもない。」
燕 何がしたいの⁇
なんか、会話の意味が分かんなくなってきた。
「燕⁇」
「ん⁇」
「無理しなくてもいいよ⁇」
って言ったら、拗ねた顔をした。
「してないし。」
「んなら、燕君の奢りってことで 何処行く⁇」



