キミがくれた最後のプレゼント[短編]

「美味しかった!サプライズも最高すぎ。あー!楽しかった。ほんと、来年も来たいねー!」


俺に次がないことを知らない美南は、こんな楽しく笑ってて


つられて笑いそうになって……でも、それをグッとこらえる。


このあとが今日一番のイベントだ。


「なぁ、俺らのいつもの場所行こうぜ。」


「あははっ!隆太、今日優しい~。どうしたの!いこいこ!」















イルミネーションが綺麗に飾られた公園に入って


ブランコに座って話す。


「懐かしいな。こんなとこ。」


「だね!ほんと、懐かしいなぁ。あそこで鬼ごっこしたりしたよねー!」


「これ、あげる。俺からのクリスマスプレゼント」


クローバーのネックレス。


幸せになってくれ。美南。



だから、だからさ?