蓮琉さん、嬉しそう。
誕生日パーティーもお開きになり
私と蓮琉さんだけが、残った。

「片付けるので、座っていて下さい」

「んー、何で。手伝うよ」

さっと、行動してくれる蓮琉さん
片付けがすぐに終わり、私達はくつろいでいた

「あの。蓮琉さん…これ、プレゼントです」

「さっき、渡してくれたじゃん」

「さっきはさっきです。これ付けてくれますか」

「…ペアリング?」

「はい。…私も付けます」

もちろんつけるよ。と言ってくれて
直ぐに指にはめてくれた。
すると蓮琉さんが、私に少しだけ近づき

「…キスさせてくれない?」

そう、言ってきた。
聞かれることが初めてだし…ましてやキスだし。
少しだけ頭の片隅で…多分怖いと感じてるのだろう。
だからか、なかなか答えが出ない。
私としてはいいんだよ。でも…

「やっぱり、怖いかな?…愛麗の気持ちが整理できるまで待つから。」

「いい、ですよ。」

「…ありがとう」

ゆっくり近づいて、蓮琉さんはキスしてきた。
あの時とは違う。怖くない優しいキスだった

「…顔真っ赤。可愛い」

「う、うるさいです!///」

聖夜…星空輝く、そんな日に。
私達が付き合ってよかったと言える…
そんな素晴らしい日はない。