夜かぁ…
何を考えてそうしたのかわからないけどね。

「夜、ねぇ。」

「どうしたの?」

「あいちゃん、蓮琉さんに誘われたんだ今日
誕生日だもんね。」

「そうだよー」

「デレデレじゃん。」

「そーかなぁ」

「わからないんかい!」

…楽しみが増えた!!
でも、どこ行くのかなぁ
一日中上の空だったのは言うまでもない。紗姫に何度言われたことか。
授業だよーって。
それくらい、今は蓮琉さんの事でいっぱいなんだよ。
仕方ないよ。
大好きになったみたいだし…

「あいちゃん、楽しんだ方が勝ちだよ」

「うん!」

迎えも早く来ないかなぁ
待ち遠しいんだから。本当に。
蓮琉さん、楽しみにしてますね。

「愛麗、車椅子なのに大丈夫なの?」

「あ、そうだね。大丈夫なのかな?
まぁ、それを見越してやってると思う!」

「ぞっこんかな?完全に」

「何が?」

「なーんにも。蓮琉さんは、どんだけ好きなんだろうね。」

「まぁ、俺が紗姫を好きなように蓮琉さんだってあいちゃんにぞっこんだと思うよ」

「そうだよねー。」

…おふたりさん??
まぁ…どうだっていいか。