「蓮琉ー、いつこんな子と付き合ったわけ?」

「正確には付き合ってないから。了承得てない。」

確かに、こっちが好きとは言ってない

「両想いなのに…あんたら馬鹿だね二人して」

「えっ…」

「愛麗ちゃん、可愛い。あーそうだ、名前言うの忘れてた。
あたし、紗桜。なんとでも呼んで!」

紗桜さんは、私に色々な蓮琉さんのことを教えてくれた。
それを一緒に聴いている蓮琉さんが、可愛くて。
だって、紗桜さんにそれ以上は言うなとか恥ずかしいからとか…
うちの、お兄ちゃんじゃありえないなこんな会話。
「愛麗ちゃんは…兄妹いるの?」