…結婚
その響きが私にのしかかる。
大人として認められるひとつ。
蓮琉さんと結婚か…実感はわかない。
誰が来るとか…そういうことをやったりして
自分が呼びたい人、呼べる人の人数を確認しながら
一番来て欲しい人を呼ぶことにした。
紗姫、昌希くん、百合、達弥…あとは家族くらい。
蓮琉さんも人数を決めていた。
色々頼んだ。紗姫たちに

「…ウェディングドレスどうする?」

「…何が似合うかな」

…いろいろ考えた結果

「これが一番だな…俺はこれがいいと思う」

「うん!…私もこれがいい」

お色直しのものも決めて…
どういうものを、やるのかとかも決めていた

「…俺、めっちゃ楽しみ!お前と結婚できるの。」

蓮琉さんがそう言ってくれるのが嬉しくて。
結婚がどういう感じになるのかとか全然心配しなかった。

「仕事、大変じゃない?」

「え?なんで?」

「だって…仕事して、こうやって準備して。大変なのかなぁって」

「楽しみとか、嬉しさって…辛いことも関係なくなっちゃうから。大丈夫だよ、もちろん」

「なら、いいけどよ。」