「どーしたのかなー? 新学期始まりもう倦怠期??」
すぐ近くの席で様子をみていた名雲が興味深げにかんぐられたのに皐月は下をうつむいた。
「ちょっと……あんた?? 気分でも悪いの? 保健室でもいけば……?」
前から回されてきたプリントに気づかずにいた皐月の肩をいきなり掴み皐月の机にプリントをおくとそれだけ言い残してさって自分の席についたのはショコラ色の髪のクラスメートだった。
「確かに…気分悪そう……!!保健室つれていってあげよーか?」
その様子をみていた名雲が水をさしてきたのにいきなりカタン…と音がして星が立ち上がった。
「すみません…!!先生、俺も気分悪いんで保健室一緒に連れていってきます。」

