――それだけ星くんは真剣なんだ…と言い聞かせながらも星の背中が遠くにみえてなんだか胸が苦しくなった。 「あと一本で勝負がきまるけど何かける?」 「だから…さっき言ったはずですよー!!ショコ姉に近付くなって……!!」 ふうん…と小馬鹿にした態度でお互いは向き合い一礼して構える。 「じゃあ…俺が勝ったら広報部にいって剣道部の番宣でもしてもらおかな!」 「はあ??」 小馬鹿にした態度で両者にらみ合いやがて最後の開始の号令が下されると同時に両者の居合いと剣がぶつかりあう。